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JR目黒駅から徒歩2分ほど。
ちょっと歩いた先に現れる、木のフレームで縁取られたガラスの引き戸。
ふわっと開け放たれたその扉の向こうには、思わず吸い込まれそうになる空気がある。
入りやすくて、どこか懐かしい、でも今っぽい。そんな外観が心ひかれる。
不定期開催のランチタイム。2025年4・5月は毎週金曜
お店の前を通りかかると、黒板においしそうなランチメニューがぎっしり。

見るとランチは不定期開催で、2025年の4・5月は毎週金曜日にランチをやっているとのこと。
中に入ると、自然光が優しく差し込み、素朴な電球の明かりと混ざって心地よい明るさ。
レコードが静かに流れ、穏やかなリズムが空間を満たしている。
居心地のいいお店って、こういうところなんだろうなと思う。
メニューは4種類、どれも本気で悩ませてくる
この日のメニューはすべて税込1300円で、4種類。
- そら豆に春キャベツ、モンゴウイカのアンチョビチーズinコロッケ
- 新ごぼうとエノキダケのハンバーグ
- 鰹の醤油麹唐揚げ 茗荷とパセリの黒酢はちみつだれ
- ミミ風ガパオライス(島豆腐、セロリ、レモン)
……全部、凝っている。
悩みに悩んで、今回は「鰹の醤油麹唐揚げ」と「新ごぼうとエノキダケのハンバーグ」の2品をチョイス(メニューはきっと変わるけど、次回こそコロッケとガパオを…)。
ちなみにガパオは13時過ぎには売り切れていたので、気になる方はお早めに。
鰹の唐揚げは、体にしみる“食べる養生”
まず出てきたのは、鰹の醤油麹唐揚げ 茗荷とパセリの黒酢はちみつだれ。

玄米ご飯、お味噌汁、ひじき、春雨、副菜たちが並び、見た目にも満足感がある。
鰹の唐揚げに茗荷と生姜、ネギがどーんとのっている。

口に運ぶと、やさしい塩気と黒酢の爽やかさがふんわり広がる。
疲れた体にじんわり染みていくような、そんな味。
副菜の一つひとつも丁寧で、汁物も玄米も相まって、「ちゃんとごはんを食べた」という満足感がじわじわくる。

そしてお味噌汁とご飯はおかわり可能。うれしい。
ハンバーグのトマトソース、過去一好きかも
「新ごぼうとエノキダケのハンバーグ」は、
ずっしりとしたハンバーグの上に、トマトソースとごぼうチップス。

そして……このトマトソースが、信じられないほど美味しい。
濃厚で、ジューシーで、酸味と塩気がしっかりあって、でも爽やか。
「こんなに美味しいトマトソースあるんだ」と驚いた。
ハンバーグ自体もごぼうの香りが豊かで、チップスのパリパリ感もたまらない。
すべてが噛み合っていて、味わいに“深み”がある。
最後の一口まで、あたたかい
ランチは終わり……かと思ったら、「お口直しです」と
ショコラプディングのようなデザートが登場。

「お口直し」って、何年ぶりに聞いただろう。
この一言だけで、心がほどけてしまう。
また来たい。夜にも、ランチにも
レコードが流れる静かな空間、丁寧なごはん、やさしい光。
癒されるお店って、こうなんだなあ。
次は夜に来てみたい。グラスワインを飲みながら、気持ちの入ったお料理を食べてみたい。
目黒でやさしいご飯を食べて穏やかな気分になりたい時には、またここへ来よう。
おまけ:玄米って、白米と同じように炊ける
今回のランチで使われていた玄米ごはん、もちもちしていてとても食べやすかった。
きっと炊き方にもとてもこだわっている。
そう、玄米はおいしく炊き上げるのに技術がいる。
でも、「玄米って固そう」「炊くの難しそう」と思っている方にこそ、ぜひ試してほしい玄米がある。
・白米のように炊けて、栄養は玄米レベル
・食感はやさしく、初心者にも◎
・日常に取り入れやすくて、体にも嬉しい
その名もロウカット玄米。食べにくい部分の「ロウ」層をカットしているお米。
おすすめはこちら
白米感覚で炊ける玄米「ロウカット玄米」
ごはんが変わると、日々の生活の質も変わる。
おいしい玄米を、毎日のごはんに。