7月24日に高尾山に行ってきました。
都内は真夏日が続いていましたが、高尾山は涼しく、快適にハイキングすることができました。
緑がとてもきれいでした。登山途中の様子を紹介します。
■高尾山口から登山開始
高尾山口駅から歩くこと5分、登山口から入り、急角度の舗装された斜面を歩きます。
まだ登山道に慣れず、息を切らしながら周りの景色に癒されていました。
木々の幹の隙間から差し込む日の光が、既に非日常の山道感を出しています。
木の根っこには草が生えて、もののけ姫の森のシーンのようでした。
木が深くなってきました。
土が崩れ、根っこが見えています。迫力があります。
■高台
高台に出ました。抜ける景色を見てリラックスします。
遠くの方に高層ビル群が見えます。
また歩き続けます。
あじさいが咲いています。
■蛸杉
ゆっくり登り始めてから1時間、蛸杉(たこすぎ)がありました。
人間の目の高さで測った幹まわりは、なんと6メートル。
太い木の幹に、びっしりと苔がついています。
蛸杉には、こんな伝説があるそうです。
昔、薬王院へ続く参道を天狗衆が工事していると、どうにも大きくて邪魔になる杉があり、この杉を切り倒して取り除くしかない、ということになりました。
その話を聞いた杉は、一晩のうちに根をくるくると曲げ、参道の邪魔にならないように道をあけたということです。
昔の人はこれを天狗様の神通力といってありがたがったそうです。
昔、薬王院へ続く参道を天狗衆が工事していると、どうにも大きくて邪魔になる杉があり、この杉を切り倒して取り除くしかない、ということになりました。その話を聞いた杉は、一晩のうちに根をくるくると曲げ、参道の邪魔にならないように道をあけたということです。昔の人はこれを天狗様の神通力といってありがたがったそうです。
https://mttakaomagazine.com/spot/takosugi
この逸話から、たこ杉は「道を開く=開運」ということで開運の杉として祀られるようになり、多くの人が御利益を求めて根を触るようになりました。
樹齢450年の大木は、見るだけで力をもらえた気分になります。
歩き続けます。
葉っぱで覆われた、暗い森の中をスポットで照らす太陽の光が、とてもきれいです。
長い階段があります。
■高尾のあじさい、山百合
梅雨は明けましたが、まだあじさいがきれいに咲いていました。
きれいな山百合(やまゆり)が咲いています。
もみじが色づき、既に散っていました。
ソフトクリームを持つ天狗です。かわいいです。
ものうげな山百合です。
ちょうど、薬王院奥之院不動堂で、お坊さんが法螺貝を吹きながら移動していました。
お地蔵さんがたくさん見えます。
木の根っこが見えています。
■高尾山・山頂
登山口から2時間、頂上に辿り着きました。
快晴で、とても気持ちの良い景色が広がっています。
あずきのかき氷で体を冷やします。
頂上の眺めを堪能したら、下っていきます。
帰りはケーブルカーに乗って、山道を下っていきます。
約2時間半の旅、リラックスと適度な運動ができて、とても楽しかったです。
都心から1時間ほどでこの深い緑と景色を味わえるスポットはなかなかありません。
これからも度々訪れようと思います。
7月下旬の高尾山登山の服装について
東京では最高気温34.4度、最低気温25.3と、猛暑日(最高気温35度以上)に近い真夏日(最高気温30度以上)でした。
Tシャツ(薄手ではなく、通常の厚さ)、つばが深めの帽子、スポーツ用の膝上スカート(速乾、シャカシャカ系)、スポーツ用のスパッツ(ワコール CW-X)を着て、ウォーキング用のスニーカーを履いて行きました。
高尾山口駅に着いたばかりの時点ではやはり暑いですが、高尾山に入り、山の中を歩くと、何重にも重なる葉で日陰ができて体感温度としては涼しくなるので、真夏日に近い気温といってもあまり暑さを感じることなく登ることができました。
持ち物は、汗を拭きやすい吸水性の良いタオルと、多めの水分(ペットボトル500mlプラス300mlほどの補助ドリンク)と、帽子は必ず持っていった方が良いです。
100円均一に売っているような簡単な帽子でよいので、帽子のあるなしで体感温度がだいぶ変わりました。逆に、登山中は日差しはあまりないので、帽子のスペックはそこまでこだわらなくてもよさそうです。(頂上や、木がないエリアは別ですが)
水分は、登って1時間後ほどにある自動販売機まで補給することができません。
特に、高尾山は最初は意外なほど急斜面が続くので、慣れていなかったり、心配な方は500mlのペットボトルのお茶や水+300mlのイオンウォーターなど、飲み物を入念に準備していくと良いと思います。
ちなみに、登山素人として、持ち物、装備品としてのおすすめは、ダントツでこちらです。
レギンスタイプのサポーターです。膝をサポートしてくれるので、履くと登山が楽になります。
フランスの自転車レースに参加するほどの自転車ガチ勢の方からおすすめされ、自転車はもちろん、軽いジョギングにもおすすめとのことで買ってみましたが、これを着て動くと、体の摩耗・消耗がだいぶ軽減される気がします。
着てある程度の時間、動いてみるとわかりますが、これがあると、精神的なお守り代わりになるほどです。下着メーカーの底力というか、場面場面にあった服選びの重要さを思い知りました。(ちなみに、普段、機能性の服は、もったいないので購入しません。今回は、スポーツをする方が激推ししていたので、買ってみました)
登山はもちろん、日常のウォーキング、ランニングにもおすすめです。
とっても高価ですが、一度履くとその楽さにリピートしてしまうと思います。2020年ごろに購入したと思いますが、比較すると2-3割ほど価格が上がっている印象です。
今はなんでもそうですが、長持ちする良いものは、早めに買っておこうと思う、今日この頃です。。
長くなりましたが、高尾山は定常ルートならば登山初心者でも気軽に楽しめる山です。
グルメやお酒もあり、アトラクションのような登山が楽しめます。
当日思い立っても行けるよう気軽さがありますが、せっかくならば、ぜひ準備を万端にして、心置きなくお楽しみください。